「カジノでも行ってるの?」
左の写真を見てそう誤解したいひとはいないと思いますが、これがトークンという代物です。
韓国にまた行いったことがない頃の話。単語をたたき込むべく『コスモス朝和辞典』をぺらぺらめくってて「토큰(トークン)」という単語に出会ったことがあった。
トークン(バスの運賃支払いに用いられる代用硬貨)
ふ むふむ。韓国のバスでは回数券とか切符じゃなくてトークンっていうのが使われるのか。そう思いながら1年の夏休みに初めて渡韓。韓国語もままならないまま 果敢にもソウルのバスに乗ってみた。でも、あれ?トークンらしきものが見あたらない!?それどころかSuicaみたいなカードで「ピッ」ってやって乗って るじゃないか。
今、考えたら当たり前だけれど、時代は電子化・情報化の波におされて、トークンなんてものはもう廃止されていたのです。
蔚山でも釜山でも今や交通カードが使われている時代。まさか韓国にトークンなんかを使ってる交通機関はないだろうと思っていましたが、なんとまだ大邱の地下鉄ではトークンが使われているんですね。
左の写真がその実物ですが、プラスチック製のおもちゃのお金みたいな感じです。ちなみに、右の写真が今主流のSuicaみたいなカード(交通カード)です。
なかなかレアだと思うので写真をUPしてみました。たぶんそのうち大邱の地下鉄でもトークンが使われなくなるでしょうし、トークンという言葉自体も辞書から消えてしまうのでしょうね。